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2012年1月20日 (金)

高橋源一郎さん『恋する原発』 震災後、原発問題など言説への違和感

高橋源一郎さん『恋する原発』 真剣に乱暴に 小説の強み
小説は東日本大震災復興のために、「恋する原発」という題名のチャリティーAV(アダルトビデオ)を製作する男たちの話だ。各国首脳のそっくりさんが登場し、あけすけな性表現と政治的な言説が同列に並べられる。かと思えば終盤、唐突に大まじめな「震災文学論」が挿入される。スラップスティック(どたばた喜劇)の装いで、震災と原発事故に見舞われた日本を描いている。
 「硬直した空気を振動させるためには、真剣に乱暴に(笑)、と」。10年前の米中枢同時テロ時に書き始めて未完だった小説「メイキングオブ同時多発エロ」を全面的に改稿したという。震災後、原発問題などをめぐってインターネット上で広がった言説への違和感が発端だった。

《参考:「震災以降、AV(アダルトヴィデオ)を語ることは野蛮か  山川豊太郎」》

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