書くことは無為を否定し、行動に変える
なにもしない引きこもりのような生活でも、自分の想像したことや妄想を書くことで、創造的な生活時間に変えることができる。そこでは自分が自分の支配者である。生活のなかで、カルチャーショックとなるのは、他者が意識的な支配者として現われ、自分の存在価値を無視されると思いこむことが起きるから、心が傷つく。埴谷雄高の「死霊」のについて、そういう書く立場からの視点で論じてみたが、しっくりこないで書き足しているうちに長くなり、しまいには、メッセージにならなくなってしまいそうである。
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