第13回文学フリマは、会場が広くなって文化度が増す
第13回文学フリマに文芸同人「砂」の会の会員として山川氏と共に参加した。東京流通センターは1階と2階展示場であった。《参照:文芸同志会のひろば》10周年記念文集「これから文学フリマの話をしよう」には文芸同志会として山川豊太郎氏が感想を書いている。
参考になったのは、隣の澁澤怜さんのブースで、無料版の配布とツイッターに応答してやってきた客には、販売本を割引するというクーポン方式のようなことを実行していた。お客が次々とやってきて、あきらかに効果があった。同人誌グループだけが読む作品と、このように知り合いの中のかなりの人に作品が読まれるようなものは、あきらかに作風がちがう。(作者はライブハウスが好きだそうで、それを題材にした作品があったので、自分も買った)。予想通り感覚で読ます作風だが、自分はシャンソニエのライブは行くが、普通のライブハウスは知らないので面白く感じた。前回の蒲田のときは病院勤務者のメディカル業界の話の本を買った。これも面白かった。その前は書店員の業界のものとか、社会の現状をダイレクトに反映している。会場はゆったりとしていて、なにか文芸カルチャーの雰囲気が強くなって、感じが良かった。
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