豆本作家。文筆家。赤井都さんの活動から
全部のプレスに豆本が入っています。「プレス」と言っても、見た目は単に本が床に散らばっているだけのように見える「積ん読」ですが、本の下で豆本が押されています。
床がもういっぱいです。もう握力も視力もありません。
夜にもなって、くるみ表紙の角を金槌で叩くうるさい作業ができなくなったので、手を止めました。こうしてようやくお知らせのメールができるようになりました。
『雲捕獲記録』で126冊のくるみ製本を作って以来の、くるみ表紙の限定版です。しばらく、ハードカバー製本をしたくなくなっていたのですが、ワークショップ以外で、ようやく再びハードカバーの自分の本を作りました。
自分で中身の超短編を書き、活字を一文字ずつ拾って、組んで、印刷して、製本しました。自分で組版した活版印刷の部分でけっこう遊べて、ちょっと新境地かなと思います。
超短編の余韻が、豆本の遊び紙や余白にたっぷりあります。ふわふわした触感。見かけはスリップケースに入って本らしい本。表紙のドイツ切手は新品のお取り寄せ。タイトルのスタンプは特注。そんなに凝って、値段は安すぎるかも…。でもいいです。今回は。もう幾らだっていいような心境です。印刷は若干へたです。製本は手が速くなって、職人値段になってきたかも。
《参照:言壷の活動》
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