「文学フリマ」と大塚英志氏のことなど=このごろの活動から
12日の文学フリマで「砂」の店番から帰って、ニコ動でしばらく市川真人と大塚英志対談を見た。大塚氏は、文学の方向として柳田國男の構築した近代社会科学的手法の継承を望んでいるらしい。大震災で大衆が精神的に「高揚」しているのをいやな感じとして受け取っている。高揚心は権力に利用されますからね。その意味でポストモダン的な社会現象も好ましくおもっていないようだ。でも、人間は高揚心があり、それを前提に祭りやイベントを行なってきた。それでニヒリズムからの脱却をはかってきた。イベントは高揚心なしに参加できない。
「文学フリマ」は、創設者の大塚イズムを離れて拡大へ(2)
この通信サイトのコメント欄に「木曜日」グループ宛の反応がある。木曜日のHPと思ったのか。ブースに来た人のちょっとした呟きが、心を傷つけるらしい。それは、自分の活動が理解されていない、ということらしい。他人に正当に理解されていないと思うことが、不愉快になるという人間性にどう対応すべきか、考えどころですね。
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