要するに日本人、愛情がなくなったっていうことです(月報アーカイブ)
「文芸研究月報」2006年1月号にこう記されいる。この出所は、毎日新聞2005年12月9日付け夕刊で、鈴木琢磨記者がインタビューしている。
051209ME【日本文化の再生を願う/アレックス・カーさん(53)】《鈴木琢磨》
「要するに日本人、愛情がなくなったっていうことです。自分の国土、山、水、木、葉っぱ、町並み、すべてに対して……」。東洋文化研究者・アレックス・カーさんは1952年、米メリーランド生まれ。英オックスフォードで中国学も修める。ウイークリー町家やコンサルティング事業の会社「庵」の会長。初来日は、64年、12歳の時、弁護士の父に連れられ横浜の米海軍基地に住んだ。後にエール大学で日本学を専攻した。京都、徳島、タイ・バンコックに家を持つ。いま、財政危機に瀕する地方都市がしきりにラブコールを送る。美しき日本の残像」(朝日文庫)で新潮学術賞。2冊目の著書「犬と鬼」(講談社)で、モンスターのごとき官僚大国、自ら考えようとしないロボット人間を量産する教育システムを辛らつに批判。「自民党がどうのこうのじゃない。国土交通省、文部科学省、財務省の官僚が牛耳ってきたんだよ。自民党なんてただのお飾り。どの党だって同じ結果じゃなかったかな。だって、京都は共産党だったんだよ。民社党の名古屋、ぜーんぶ同じよ」と日本国民が自ら国を棄て去ったと嘆く。
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ここの頭にある記号が日付で、MEというのは毎日新聞のM、Eというのが夕刊で、末尾がMMであれば朝刊。
これが朝日新聞だったらAE、その朝刊であればAMとなっている。産経夕刊ならSE、読売ならYEという記号がつく。 これはあとでその情報の全てを読みたいと思ったときに、探せるように記号をつけた。いまでも縮刷版でたしかめられるはず。この情報収集記号システムにいち早く反応したのが企業で、システムを社内の人間ができるように教えるコンサルティングをした。
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