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2011年5月15日 (日)

同人誌「孤帆」17号(川崎市)(1)

【「つっけんどんな夜に」北村順子】
 現代そのものを素材にしている。話は、先に会社を辞めて起業した吉川さんに会って会社の愚痴をいったら「もう辞めたら」と言われてしまう。吉川さんはベビイ服のリサイクル販売やレンタルショップで順調。ビジネスに新天地を見出した吉川さんは在職中の散漫な生活から脱け出していた。その後、会社の不満が鬱積した「私」木村より子は、在職18年になる職場の退職願いを出す。(大事件だが、主人公のこだわりがない)そこで次の職を探すが、その前に近くのパン屋のアルバイトあっさりみつかる。こうして、人生の転換の一時期を生活日誌のように書いてある。いまどきこういう作風が流行っているのであろうか。世相描写・風俗の現代を描いてあるが、いちばん小説的なところがストンと抜いてある。小説を読んだあとは、読者はその存在の意味を考えるのだが……。ただ、昔アメリカの小説の翻訳でこのような手法らしきの作品を読んだことがある。


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