【エンターテインメント小説月評】(読売新聞)史実から紡ぐ最上の音楽
《対象作品》大島真寿美 『ピエタ』(ポプラ社)(心揺さぶる結末に、読者の胸には最上の音楽が鳴り響くに違いない。)/ 福田和代『迎撃せよ』(角川書店)(国防がテーマのサスペンス。ぐいぐいと読ませる。)/小説現代長編新人賞・塩田武士(たけし)『盤上のアルファ』(講談社)(あがく真田と、徐々に勝負の世界に惹(ひ)かれていく秋葉の姿に、胸が熱くなる。)/樋口毅宏『民宿雪国』(祥伝社)(読者の感情移入を拒むような展開でありながら、思いもせぬ結末へと一気に連れていく力量は、大したものだ。)(文化部 村田雅幸)
《エンターテインメント小説月評2月》
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