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2010年11月15日 (月)

文芸季評2010(読売新聞11月13日)安藤礼二氏

 前書き「文学とは、言葉を通じて、現実とは異なった虚構(フクション)としての作品世界を創り上げる営為である。虚構の作品世界は、想像力によって、通常の「時―空間」の認識では捉えきれない、われわれが生きている世界の真のリアルを提示する。文学作品と現実世界の最大の相違は、そこに流れている「時間」にある。言葉を使って、現実とは異なった「時間」の流れを描ききること。そのような作品が一斉に刊行された。しかも書き手はすべて女性である。
《対象作品》小川洋子「原稿零枚日記」(集英社)/絲山秋子「妻の超然」(新潮社)/多和田葉子「尼僧とキューピット」(講談社)/柴崎友香「寝ても覚めても」(河出書房新社)/朝吹真理子「流蹟」(新潮社)。

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