文芸時評(東京新聞6月30日)=沼野充義氏
過去ときちんと向きあう井上作品/堂垣園江「ライナスの毛布」死と死体の不気味さ/青来有一「余命零日」浸み出す歴史の重み。
《対象作品》荻世いをら「彼女のカロート」(すばる)/井上ゆり手記・井上ひさし「絶筆ノート」(文芸春秋)/堂垣園江「ライナスの毛布」(すばる)/石原慎太郎「夢のつづき」(文学界)/青来有一「余命零日」(同)/村田喜代子・皆川博子・日和聡子・特集「101年目の遠野物語」(新潮)。
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過去ときちんと向きあう井上作品/堂垣園江「ライナスの毛布」死と死体の不気味さ/青来有一「余命零日」浸み出す歴史の重み。
《対象作品》荻世いをら「彼女のカロート」(すばる)/井上ゆり手記・井上ひさし「絶筆ノート」(文芸春秋)/堂垣園江「ライナスの毛布」(すばる)/石原慎太郎「夢のつづき」(文学界)/青来有一「余命零日」(同)/村田喜代子・皆川博子・日和聡子・特集「101年目の遠野物語」(新潮)。
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