第143回芥川・直木賞の候補に計12作
第143回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が決まった。
芥川賞は、赤染晶子(あきこ)「乙女の密告」(新潮6月号)、鹿島田真希「その暁のぬるさ」(すばる4月号)、柴崎友香(ともか)「ハルツームにわたしはいない」(新潮6月号)、シリン・ネザマフィ「拍動」(文学界6月号)、広小路尚祈(ひろこうじ・なおき)「うちに帰ろう」(文学界4月号)、穂田川洋山(ほたかわ・ようさん)「自由高さH」(文学界6月号)の6作。
直木賞は、乾ルカ「あの日にかえりたい」(実業之日本社)、冲方丁(うぶかた・とう)「天地明察」(角川書店)、中島京子「小さいおうち」(文芸春秋)、姫野カオルコ「リアル・シンデレラ」(光文社)、万城目学(まきめ・まなぶ)「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」(筑摩書房)、道尾秀介「光媒(こうばい)の花」(集英社)の6作。 選考会は15日午後5時から、東京・築地の新喜楽で行われる。(2010年7月2日 読売新聞)
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