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2010年3月 8日 (月)

同人誌時評(2月)「図書新聞」(10年3月13日)志村有弘氏

題「歴史・時代小説と掌篇小説と」
「仙台文学」第75号より近江静雄「睡竜立てり-仙台戊辰史譚-」、安久澤連「大堤」、牛島冨美二「英雄互いに黙契す-仙台維新前夜譚-」、石川繁の歴史探究「金売吉次のふるさとを訪ねる」
石原裕次「『本能寺の変』前後の信長と光秀・秀吉」(「全作家」第76号)、塚澤正「堕胎目付始末記」(「群獣」第11号)
時代小説では西村啓「兄弟は他人の別れ」(「作家」第70号)、黒木一於「掛け軸の幽霊」(「コスモス文学」第368号)
現代小説では西向聡「海蛍」(「法螺」第62号)、「九州文學」第503号より暮安翠「南天と蝶」、山下濶子「赤い花」、波佐間義之「ある男の軌跡」
伊藤文隆「掌篇物語五編」(「駿河台文芸」第21号)、「九州文學」は「掌篇小説特集」4編、「文学街」第270号が「掌篇」と題し2編、「九州文學」より永芳達夫「斑鳩の里で」、「文学街」より原石寛、森啓夫
詩では遠山幸子「『南無阿弥陀仏』」(「みえ現代詩」第80号)、「風神」第22号「冥界」特集より鈴木漠「冥府行」
短歌では五十嵐良子「遠花火」(「谺」第56号)
研究・エッセイでは「個」第5号がトルストイ研究家石田三治の生誕120年記念特集、「青銅時代」第49号「小川国夫の文学世界(1)
追悼号(含訃報記事)は「猿」第65号が佐竹幸吉、「京浜文学」第15号が木村為蔵、「九州文學」第530号が緑川新、「作家」第70号が松本伸、「大衆文学研究」第142号が尾崎恵子、「八百八町」第10号が野村敏雄、「文学雑誌」第85号が中谷榮一、「労働者文学」第66号が原田筧
(「文芸同人誌案内」掲示板・ひわきさんまとめ)

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