伊藤桂一先生を迎えて同人誌「グループ桂」合評会の余談から
指導にあたる伊藤桂一先生を迎えて14日、「グループ桂」61号の合評会が行われた。生徒の方は、体調が良くないとかで、休むひともいるのに93歳の伊藤先生は元気で、ひとりで折りたたみステッキをつかってやってこられた。耳がやや遠くなっているので補聴器を使っている。先生の体験によると、補聴器は周囲の音を全部平等に集音してしまうので、喫茶店や居酒屋など周囲がやかましいと、後ろの音まで拾ってしまうので不便で、正面を向いて静かに話し合う場面に向いているそうだ。
たまたま同人仲間の川口氏が、事務所に寄ってきて、「文芸同志会」宛てに郵便がきていると、持ってきてくれた。封筒を開けると同人雑誌が2冊入っていた。
たまたま伊藤先生の隣の席だったため、「これは何だろう」と「小説と詩と評論」という雑誌を眺めていたら、伊藤先生が「ああ、それは古い歴史のある同人雑誌だよ」と教えてくれた。自分は初めて見る雑誌である。もう一冊は「構想」であった。
これは前によく送られてきたものと思っていたら、伊藤桂一先生も手にとって、ページをめくり「ああ、この人たちは、全作家のメンバーだね。あちこち送って反応を見てみようというところだろうね」と教えてくれた。
その他、「東北北海道文学賞」は、主宰の大林さんが病に倒れ、中止状態だそうである。「仙台の新聞記者をされていた大林さんですか」というと伊藤先生は「君は、よく知っているね」という。先生が、全作家は有力な同人誌だから、いってみたら、というので、顔をだしていた時期があったのだ。
選者の大河内昭爾氏も、仙台まで遠出をするような事情にないということだ。何年か前にある会場で、一緒に帰ることがあったが、当人の胃潰瘍の手術はともかく、夫人の負担を軽くするために、かわりに買い物をしていくとか、言われていた。
そういうことを考えると大河内氏より10歳年長の伊藤先生は元気である。自分が伊藤先生と同年になるまで元気ならまだ一仕事できることになる。
その他のことは、「詩人回廊」サイトに写真付で書いてある。このサイトはもっと宣伝して多くのひとの声かけしようと思っているのだが、ほかに頼まれごとがあって、そちらを優先するので手がまわらない。ある会社からも2社ほど支援しても良いといわれているが、どういうスタイルで参加してもらったらいいか考慮中で、手がつけられていない。基本は、自分が作品を書いてその下に、この「詩人回廊」サイトを###は支援しています、としてHPをリンクすることでどうだろうと思っている。
| 固定リンク
コメント