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2010年2月16日 (火)

同人誌「視点」第72号(東京都多摩市)

【「コマチ」(第7回・最終回)浜田雄治】
 75枚。病んだ現代日本の文明批評としての長編小説。若い世代ではSF的なライトノベルで、想像上の未来を描くのが多い。それに対し、本作品は原始的共同体社会の潜入を描く。人間の過去社会への郷愁の味がする。

【「湯煙が消えた街」筑紫亮】
67枚。一時は栄えた温泉町から温泉が枯渇してしまい、その町の住宅団地の管理組合の不正経理をからめて、話が進む。登場人物など細部は面白いものがあるが、話は割れてしまった。全体の構想と物語の割り振りにムラがあるようだ。
 その他、石原テイ子「白いしゃがの花」7枚。矢田山聖子「おんな万時塞翁が馬」(5章)」42枚。随筆、萩照子「古都・許容」、吉岡和夫「シャーマン」を掲載。
 発行所=東京都多摩市永山5丁目4-9、大類方、視点社。
(紹介者「詩人回廊」編集人・伊藤昭一)

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