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2010年1月 9日 (土)

メッセージ: 大野裕之さん『チャップリンの影 ~日本人秘書 高野虎市~』

 チャップリンの秘書が日本人だったということは、ファンの中では以前から知られていましたが、私が研究を始めたのは2004年からです。
 調べたら、滅茶苦茶おもしろい人で、人生でした。破天荒といってもいい。100年以上前に生まれた無名の人、広島から単身行った男が、戦争に翻弄されながら生きた人生。その男を主人公にした初めての本です。私が書いたチャップリンの本の中に、今まで高野を登場させたことはありますが、取材しなおして新発見が相当ありましたので、私にとってもツタンカーメンの棺で見つかった宝のような本です。今まで、映画に収録されなかったNGシーンの話とか、喜劇王チャップリンにまつわる新事実も収録しました。講談社100周年の記念企画という大企画に名だたる先生方の本と一緒に参加させていただき、光栄です。(大野裕之)(講談社『BOOK倶楽部メール』 2010年1月1日号より)

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