同人誌「海峡派」第117号(北九州市)
【随想「銀次郎の日記―年金生活1年3ヶ月と友人の死」青江由紀夫】
この作者は、同じ日記のタイトルで他の同人誌にも発表している。発行回数が少ないので、いろいろの同人誌に書くのであるのか、読者層を広げるのか、意図はわからない。が、読んで書く、出かけるなど定年後の悠々自適の生活で、東京湾で釣をし、読書する。インテリの教授仲間も多いとか、自悠人の生活が書かれている。死の不安なども触れているが、それは自由な老年の悟った末のついでのようなものに読める。わが文芸同志会に入会をすれば、自分の庭を持ち、書いたものの発表ができる。会員の話によると、何を書いてるのかと聞かれ、「詩人回廊に詩を・・・」というと、その場でケータイで開いて「ほんとだ」と読んで見たという。締め切りまで待つ必要もなく、毎週でも書けるのだが、まだその気にはならないようだ。
【「蘇鉄」木村和彦】
学校の高校と中学の二部の先生なのだろうか。校長をはじめ、聖職であるが、先生も人間でもあることがよく描かれている。
発行所=北九州市小倉南区中貫1-13-18、中本方。
(紹介者「詩人回廊」編集人・伊藤昭一)
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お知らせ=文芸同志会が過去に発行していた「文芸研究月報」紙は当初ワープロ機で入力していたので、ワード転換ができずにいたのですが、事務所の近くにワープロデータを転換してくれる業者がみつかり、いくつが復活できました。何故か転換不能なものもあり、出来たものから、「暮らしのノート」の「復刻・文芸研究月報」欄に掲示します。主に土曜・日曜に公開していくつもりです。このサイトの右の下のほうにリンクがあります。
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