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2009年11月21日 (土)

【Q2】太宰治作品(まんが)を読んだことがありますか?

(講談社『BOOK倶楽部メール』 2009年11月15日号)
 ・ほとんど読んだ…1% ・わりと読んだ…1% ・少し読んだ…6% ・読んだことがない…60% ・まんがで太宰作品が出ていることを知らなかった…32%
【Q3】太宰治の代表作といえば何だと思いますか?
 1位)人間失格…54% 2位)走れメロス…33% 3位)斜陽…12%   この3作品をあげた方は合計99%(驚)!
【Q4】あなたの好きな太宰作品は?
 1位)走れメロス…25% 2位)人間失格…11% 3位)斜陽…7%
★「走れメロス」友人を信じるのか。それとも友人を信じている自分を信じるのか。セリヌンティウスに対して国語の先生が言った言葉が今も忘れられません。(北海道 K様 20代)★「走れメロス」最近読んで、王様の「絶望」がいかに深いものかを思い知った。最後に王様は改心したかのよう描かれているが、実はあれは「うそ」だと思う。(岡山県 O様 40代)★「人間失格」人間の堕ちていく様子がとても自然に描かれて、それでいてすごく共感のできる奥深い作品で、私の一番好きな小説です。(兵庫県 E様 15歳以下)★「人間失格」冒頭の”笑いながらこぶしを固くにぎれる人間はいない”は衝撃的でした。なるほどそうなんだとすごく納得したのを覚えています。(石川県 F様 50代)★『斜陽』没落していく姿を描いているのに、どこかユーモアが漂うところが好きです。(神奈川県 I様 30代)★「斜陽」中学三年の夏休みに読んで、二週間ぐらい他の本が読めなくなるぐらい衝撃を受けました。今思えば、あの時が、読書に対する考え方が大きく変わった時期だと思います。(鹿児島県 T様 30代)★「駆け込み訴え」太宰は重く息苦しい作品ばかりを書く作家と思われているようですが、実はユーモアたっぷりのシニカルな視点を持った「他人を楽しませる」ことに重点を置いた作家だと思います。その一例として。(神奈川県 M様 30代)★「駆け込み訴え」太宰治作品は苦手なのですが、これだけは好きです。天才に対して、憧れて焦がれて嫉妬して憎んで愛して、手を伸ばしながら突き離してしまう、そんな気持ちが痛かったです。(埼玉県 M様 30代)★「富嶽百景」太宰作品の中では、執筆時期のせいもあって文体がほの明るく、全編にわたって牧歌的な雰囲気が漂っている。破滅的なばかりでない、太宰治の一面が感じられる印象深い作品です。(東京都 K様 20代)★「お伽草紙」過酷なまでの人間洞察と言ってしまえばそれまでだが、独特のユーモアやウィットに富んだ内容は単なるパロディの枠を超え、人間洞察がいや増して(東京都 W様 50代)★「津軽」それまでの「太宰治=暗い」というイメージをぶち壊してくれた作品でした!小説というよりは自伝のようですが、落ち着いた明るさがあった(大阪府 H様 10代)★『正義と微笑』小さな孤独に耐える力がつきます。学校の教科書にはメロスよりこちらを入れたほうがいいのでは、と思っています。(神奈川県 H様 30代)★「桜桃」“子供より親が大事と、思ひたい”という出だしが鮮烈だから。(大分県 G様 40代)★「畜犬談」犬好きとしては外せない一作。(岡山県 A様 20代)
★【Q5】自分がするならどのスポーツが好きですか?
 1位)テニス 2位)野球  3位)バトミントン 4位)水泳  5位)サッカー(以下、ゴルフ、バレーボール、卓球…)

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