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2009年10月19日 (月)

 続・関東地域の文芸同人誌の交流会の発足に向け懇談会

 森会長、五十嵐編集長のよびかけでは、仮称・関東ペンクラブ設立という話であったので、ペンクラブといえば、物書きの思想的な意見を発表するための組織というイメージがあったので、どんな思想の主張をするのだろうと、考えていたら、趣旨というのは前回の話のようなものであった。
 それでは、なぜ関東ペンクラブという名称にしようとしたかというと、説明では、関西の「中部ペンクラブ」(三田村博史会長)が、地域の文芸同人誌を結集して、成功しているので、それと同様の結集組織をつくりたいということであったらしい。
 その時の森啓夫氏の自己紹介は、参考になった。かつて日本の文壇の雄であった作家・丹羽文雄が同人雑誌における文学修業を重視して、「全国同人雑誌作家協会」を支援。そのときの発足メンバーが4人いたのであるが、森氏がそのメンバーの一人であった。そのうちに「全国同人雑誌作家協会」の内容が変質してしまったために、森氏は脱会。休刊していた「文学街」を再刊し、現在は300人の会員がいるという。その「文学街」の267号をみると、徳島ペンクラブ会長・山下博之氏の活動記が掲載されている。ペンクラブがそんなにあるとは知らないので驚いた。しかし、中部も徳島も、日本ペンクラブとは関係のない団体のようだ。
 一方、森氏の脱退したあとの「全国同人雑誌作家協会」は、その後「全作家協会」(豊田一郎会長)と名称を変えて存在している。私は「文芸研究月報」という紙の情報紙を発行しはじめた頃、「文芸同人雑誌って何をしているのか、教えて」という購読会員の声を受けて、「文学街」の会員になったり、「全作家」の会員から理事になった時期があった。それらは、情報紙のための投資であった。そして、会員に連絡をいれて報告をしていたわけである。
 また、五十嵐氏の作家集団「KAI」の活動についても月報でレポートした記憶がある。
 これは個人的な感想だが、文芸同人雑誌の会員が、本当に集結した団体があれば、会員に商業文芸誌の購入をすすめるなど、赤字の商業文芸誌も無視できずに、きちんとした対応をしてくるようにしたらどうだろう。本来は「季刊文科」がふさわしいが、発行回数が少ない。
 そういう意味で、「文学界」が同人雑誌評のような形態をとって、雑誌の購読数に寄与しないシステムにしたのは、双方にとって知恵のないものであったように思う。
 森氏と五十嵐氏の活動で、文芸同人誌の集結が出来そうならば、小異にこだわらず、両氏の活動に参加するのも一方法だと思う。「なんだ、結局、二人の雑誌のためのものではないか」というような気持になるとしたら、次の世界をどう自分が展開するか、いづれ自分で先を読んだ活動が求められるのではないだろうか。

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