創作同人誌「R&W」第7号(愛知県)(3)
【「絆」静井ヒロ】
ペット猫の一生が、猫の視点で語られる。ペットの使命について考えさせられるが、「我輩は猫である」ほどの、深い意味はなさそう。こういうジャンルの作品は、これから流行りそうな気がする。
【「タワーホテルの女性客」由愛 葵】
高級ホテルに宿泊する若い女性。そこに男の宿泊者がいて、束の間の社交を楽しむ。そこで、別れ際に、お互いに自分の身の上を打ち明けると、意外な偶然があることがわかる。オチがあって悪くはないが、すこし重くなって、古めかしいかも。出だしの調子からすると、軽い気分の設定の方がコントとして、このスタイルには適しているような気がした。
【「自然の森公園」山本進】
高齢者の回顧と瞑想を描く。文学的な文章表現力で、読ませてしまう。時代の正確なところを書かずにうまく回想と妄想を組み合わせている。
【評論「山田風太郎論」藤田充伯】
山田風太郎を読んでいる人には共感できるところが多いし、よく人となりを伝えていると思った。
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