デジタルガーデン「詩人回廊」巡回記(2)
《「詩人回廊」サイト》著作権の話の続きである。コンテンツエージェントと交流があったときに、ついでに、この「詩人回廊」の会員の作品を使ってみないかと、らいせ氏のゲーム寸編小説をもちかけて見た。丁度、文学フリマの参加の準備の時期に、そんな話が出た。すると、向こうは、それは貸し出すのか、買取りなのか、料金相場は?とかの反応があった。作品の貸し出しという方式は、知らなかったのできいたところ、コストを下げるために、借りるだけで、作者は作品をどこにでも使いまわしができるというのだ。相場を出して欲しいというので、1作品、貸し出しは五千円、買取は一万円と伝えた。当方は早速折り返し、らいせ氏に、交渉が成立したら文芸同志会に2割を納入してもらうこと、もし買取りが出たら、「庭」から作品を削除することを条件にすると伝え、了承してもらった。そしたら向こうから、相場を聞いてみたかっただけで、これから検討するということであった。これから検討するということは、いらないということである。こういう話は、以前にもあって、なんでもカレンダーの図案会社から、写真に詩を載せたいので、適当なのはないか、というのがあって、一応作って送ったが、別の優秀作品があったということで、入札負けしてしまったこともある。そういう意味で「詩人回廊」を苗から育て、活用して行く考えももっている。どれも実現しにくいイメージだが、このデジタルサイトの存在意思のひとつとして例に出したものだ。
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