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2009年7月10日 (金)

 同人誌「安藝文学」77号(広島市)

【「孫たちの夏休み」望月雅子】
 エッセイである。春休みに娘と孫が帰省してくる。迎える筆者は、生活習慣病が重くなり、糖尿病、自律神経失調などで多量の薬を飲み、病に振り回されるようになっている。賑やかであるが「近所のお好み焼きを取り寄せ、買い置きのもので夫と娘・孫がテーブルを囲むのをも私は眺めるだけだ。糖尿の私は、あまり食事がとれない」と書く。
 恵まれた家庭環境にあるものの、老いてかは共に暮らすという家庭生活の外部環境と生活の質が変わりゆくさまをじっと見つめて描く。歯がゆい思いとあきらめの入り交じった老境をあらためて見つめさせる。

(紹介者「詩人回廊」編集人・伊藤昭一

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