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2009年6月 7日 (日)

詩の紹介   「千年紀」   佐藤 裕

 映画「ターミネーター4」が公開されるらしいが、この詩はそのオマージュとして読むことも出来る。そのように読まれることは、作者は想定をしていないのは明らかだがーー、作風のなかに、世界の成立要因を、H2Oを含んだ人間と人工物との構成として表現する。ハードな物質と粘液的な内臓循環器官と交差させる表現で、血の匂いを漂わせている。都市社会のただ中で日常を生きる意識のなかの、無意識な世界感へのイメージであるらしい。作品「千年紀」は、時代を長く取ったことで、人間の現代から未来へのあるイメージの定着に成功している。
(詩人回廊・佐藤 裕の庭「千年紀」のサイト)

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