第八回「文学フリマ」(蒲田)参加者のつぶやき(4)
ブースに置いてあったチラシで、興味が湧いたのは「創作文芸同人誌交換交流会66」というものだった。サイトアドレスにskipjackという文字があったからだ。たしか、文学フリマの初期に文章系同人誌作品紹介の冊子を発行していたグループが「スキップジャック」だったと記憶していて、どうなったのかな?と思うことがあったからだ。同じグループかどうかは分からないが、6月6日(土)に秋葉原の末広町で、同人誌交換会を行うということだ。
このブログでも作品紹介というのをやっているが、かなりのヘビイな労働で難しいところがある。文芸同志会は、とくに紹介を約束しているわけでもないので、紹介にするにも、時間があればできるだけするが、忙しければ省略してしまう。そのような勝手気ままなところがあるので、細々と続いているのだ。
鶴樹の同人誌の読み方は、大体において、外出する時は同人誌を鞄に入れ、電車の中や喫茶店で読む。変わった奴だと思われるだろうが。読みながら小さなメモ紙にその要点を書く。書いているうちに、これは今の時代と縁がうすいな、と思ったら紹介しない部類に入れる。メモはその日のうちに捨てる。メモを捨てても印象に残ったものを、パソコンに書く。基本的に、この作品を批判することは他の人に参考になる、と思うと一応批判的に書くが、なるべく批判はしないようにする。はっきり言って、買った本でもないのに、その作品の出来が良かろうと悪かろうと、書いた人の勝手で、こっちがどうのこうの言うほどもモノではないからだ。独断的で気まぐれなものである。
ただ、会ったこともない人が、その作品をどう読んだか、というのは記録に値するのではないかとは、思う。それでも最近は、同人誌が相互に読後評を掲載しだしたし、「文芸同人誌案内」の掲示板グループなどでも論議が活発化している。今後は、発展してきた文芸関係のHP やブログを読んで時代を知ることができるので、当会での役割は終わっているように思う。
それから、葦牙の会と交流をして雑誌「葦牙」を交換させてもらったが、みなさん年配者で、自分よりも年長そうな人が、「宮本顕治氏を検証する」などというテーマを取り扱ったりしているので驚いた。プロの世界がここにもあった。「零文学」とも交流があるそうだ。
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