第八回「文学フリマ」蒲田で販売する「カフカもどき」
第3回「フリマ」参加記念「カフカもどき~北一郎・山川豊太郎―作品集」500円。これは、山川氏と北が、哲学や歴史哲学を背景にした思想色の強い作品ばかりを集めて見たもの。「砂」に発表はしたものの、同人誌仲間の反応は「????」。理解されることなく、不幸な運命を背負った似たもの同士の作品ばかりである。北の保有分はないが、山川氏が何冊か残っているというので、それを販売する予定。
内容は山川豊太郎の小説「時計台」は記憶を止めるカメラをもって廃墟となった東京を散歩する話。「1908年6月、ウイーンあるいは雨」はヒトラーが画家を志していた時代のその周辺の話。評論「歴史を捏造するということ」は、遺跡から土器を発見する神の手事件について語っている。
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