重信房子さん、がんの手術!「さわさわ」6号で支援者に公表
ハーグ事件などで懲役20年の判決を受けて控訴中の元日本赤軍最高幹部の重信房子さんが、昨年末に獄中において大腸がんが発見され、近いうちに手術をすることがわかった。
重信氏は、「重信房子さんを支える会(関西)」の会報「さわさわ」6号に、新年挨拶文を寄稿。その中で、今年は変化の年となるとし、「また、去年の師走に腸に腫瘍が発見され手術からスタートの新年です」と、がんの告知を受けたことを明らかにしている。
「さわさわ」6号では、発行者の森本忠紀さんも、重信さんの病状について「腸内視鏡検査により、4センチ大のものが二箇所にあって、進行性の大腸がんとの診断が下され、早期の手術が予定されています」と記している。重信氏の身は、すでに警察病院に転送されているらしい。一説には手術は2月3日ではないか、という話もされている。4センチ大というと、これはかなりの大病と見たほうがよいのでないか。
以下、PJニュースより
重信房子さん、がんの手術へ 「変革の意志を強く持てば、希望が育つ」の言葉も=東京
ここで、重信氏の挨拶に「昔の反省を込めて戦術でなく、思想のラジカルさを心に」とあるのは、理想をもとに政治のあり方を変えるつもりであったのに、闘争手段、戦術にこだわったことへの総括(当初は、その意議をまとめて、さらに反省する意味があった)があると読み取れる。
当時の日本の政治対決は、日本国内だけでとらえていたのを、新左翼はアジアを含めた国際的関係からの視点をもつことに全共闘の延長線上からの脱出、論理的な新しさ、時代をとらえたと意義を見出したのであろう。当時は、突拍子もない発想と受け取られたが、現在のパレスチナ人は当時と大して変わっていない。
しかし、日本では週休2日制の導入が、大企業から中小企業に広まり始め、労働制生産性の向上が労働者の労働力の再生産から、さらに余暇を産むまでになった、という経済社会と文化にじわじわと変革が起きていたのである。
同時に、大企業労組の幹部が自家用のヨットを持つようなブルジョワ化が起きていた。
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