第140回 芥川賞、直木賞候補作決まる
第140回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が4日発表された。初候補は芥川賞が墨谷渉さんと吉原清隆さんの2氏、直木賞が北重人さん、葉室麟さん、道尾秀介さんの3氏。選考会は15日午後5時から東京都中央区の「新喜楽」で開かれる。候補作は次の通り。(敬称略)
【芥川賞】鹿島田真希「女の庭」(文芸秋号)▽墨谷渉「潰玉(かいぎょく)」(文学界12月号)▽田中慎弥「神様のいない日本シリーズ」(同10月号)▽津村記久子「ポトスライムの舟」(群像11月号)▽山崎ナオコーラ「手」(文学界12月号)▽吉原清隆「不正な処理」(すばる12月号)
【直木賞】恩田陸「きのうの世界」(講談社)▽北重人「汐のなごり」(徳間書店)▽天童荒太「悼む人」(文芸春秋)▽葉室麟「いのちなりけり」(同)▽道尾秀介「カラスの親指」(講談社)▽山本兼一「利休にたずねよ」(PHP研究所)。
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