« 同人誌・文芸同人「長崎の会」第3号 | トップページ | 同人誌「奏」2008秋(静岡市)17号 »

2008年12月12日 (金)

同人誌「創」第3号(名古屋市)

【「森のなかのボーリング場」阿見幸恵】
「森野ボーリングセンター」のインストラクターをしている「私」が、職業人として持つべきコツや、ストライクをとった時の人々の得意顔を、観察して較べる話など。話は面白い。だが、散漫のまま終わるのと思っていたら、結末の数行に意表をつく、恋のやり取りがあって、そこが冴えていて、巧いストライクでおわっている。

【「夢の途中」磯部勝】
 伊勢湾台風という大洪水災害があって、その時代の様子が詳しく描かれているので、ちょっと驚かされる。筆致が若々しいのか、若い人が調べて書いたのか、と不思議に思った。そのときにミカというはすっぱな女がいて、その行状について、姿を消すまで描く。話も面白いが、かつての災害の記憶として、思い出させるものが多い。

|

« 同人誌・文芸同人「長崎の会」第3号 | トップページ | 同人誌「奏」2008秋(静岡市)17号 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 同人誌・文芸同人「長崎の会」第3号 | トップページ | 同人誌「奏」2008秋(静岡市)17号 »