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2008年12月21日 (日)

同人誌「海」67号(福岡市・海図出版)(2)

【「再会」牧草泉】
 H区役所に勤める「私」は、新聞に連載を寄稿していたが、その記事の読者から会いたいという連絡があると、新聞社から知らされる。最初は断っていたが、気が変わって会って見ると、大学の講師をしている女性であった。話を聞いてみると、「私」が20年前に娼婦となった女に恋をしたが、その女性だったという話。話の合間に、役所の仕事のことや、少年時代の性目覚めた頃の話が挟まっているので、密度が薄まるが、それなりに面白く読めるので、設定の無理な感じも薄まっているような気がした。

【「紅雨」北里美和子】
 男と女の物語。普通に書いてあって、描写も工夫がみられる。ただ、自分にはどこに読む魅力を感じればいいのか、見つけることが出来ず苦手な作風であった。他の読者であれば、もっと面白く読み取るのであろうなと思いながら、自分は「はあ、そうですか」という感じであった。こういうことはよくあることだ。例えば、前に紹介の赤松さんの「我らの行方」という作品なども、自分は好みだが、人によっては苦手で、面白くないと感じるかもしれないのだ。

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