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2008年11月 9日 (日)

「同人雑誌評」「文學界」2008年12月号、担当・松本道介氏

《対象作品》「うさぎ」井藤藍(「法螺」59号/交野市)、清水信(「火涼」59号/鈴鹿市)、「JUST」ひわきゆりこ(「胡壷」7号/福岡市)、「暗い部屋にたどり着くまで」須崎隆志(「札幌文学」72号/札幌市)、「たまゆれ」青木創(「蠍」48号/諏訪市)、「幻の鳥」中津川良一(「ん」第10集/広島市)、「風景―山の家―」山口馨(「渤海」56号/富山市)、「坂の町の家族」難波田節子(「遠近」35号/東京都)、「存在価値」フランクリン水脈子(「北門文学」10号、秋田市)、「会津の女(後編)」宮原敏博、「川の匂い」河合愀三(以上「龍舌蘭」174号/宮崎市)、「ママの細道」鷹宮さより(「りりっく」18号/川口市)、「恋ひめやも」山名恒子、「戦時の作品を顧みるということ」石垣貴千代(以上「游」19号/東京都)、「ベルタ・フォン・サイコンハイム」岩崎芳秋(「文芸事始」26号/所沢市)、「猫の耳」藍崎道子(「こみゅにてぃ」79号/和光市)、「明日もまた」葉山弥世、「『放浪記』を創る 放浪の女(ひと) 林芙美子」、「戯曲 軍縮の人」天瀬裕康(以上「広島文藝派」23号/廿日市市)、「夏の修羅」服部進(「北狄」344号/青森市)
ベスト5=「うさぎ」井藤藍、「坂の町の家族」難波田節子、「暗い部屋にたどり着くまで」須崎隆志、「川の匂い」河合愀三、「存在価値」フランクリン水脈子。
2008年下半期同人雑誌優秀作
「イエスよ涙をぬぐいたまえ」江口宣(「九州文学」)
奨励作
「香花」米沢朝子(「高知文学」)、「教室はやり唄」亜木康子(「湧水」)
他候補作
「ミゼット」吉田典子(「サボテン通り」)、「JUST」ひわきゆりこ(「胡壷」)、「うさぎ」井藤藍(「法螺」)

ひわきさん作品は、またしても、快挙ですね。ベスト5に入らずに、優秀作候補に入っています。
なお、みなさんご承知のとおり、今号をもって、「文學界」での「同人雑誌評」は最終回だったので、評者4名による座談会「同人雑誌よ永遠に」が組まれ、「書きたい人のための全国同人雑誌リスト320」が掲載されています。320誌とは、意外に少ない気がしますね。「文芸同人誌案内」掲示板・よこいさんまとめ)。

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