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2008年9月22日 (月)

星新一氏作品に似ると二女が抗議、コミック「イキガミ」

 今月末に公開される同名映画の原作コミック「イキガミ」(間瀬元朗作)の内容が、星新一の短編小説「生活維持省」に似ているとして、星氏の二女、マリナさんが出版元の小学館に抗議していたことが、19日分かった。
 「イキガミ」は、生命の価値を認識させるため、国が一定の確率で若者の命を奪う法律があるという設定で、24時間後に死亡するという死亡予告証「逝紙(いきがみ)」を届ける若手公務員と、残る時間を生きる人々の姿を描く。「生活維持省」は、人口を抑制するため、機械で無作為に選ばれた住民の命を公務員が奪うというストーリー。
 星さんは「星新一公式サイト」で、4月から小学館に抗議してきた経緯などを説明する一方、小学館の「作品化の過程で、星先生の『生活維持省』を参考にした、もしくは依拠した事実は一切ありません」という見解を同時に掲載。星さんは「納得できていない」としながらも今後抗議はしない意向も示した。(08年9月19日 読売新聞)

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