高野山に司馬遼太郎さんの文学碑
除幕される司馬遼太郎さんの文学碑(24日、和歌山県高野町で)=大西健次撮影 高野山真言宗総本山・金剛峯寺(和歌山県高野町)で24日、著作「空海の風景」などを残した作家司馬遼太郎さん(1923~96)の文学碑の除幕式が行われた。
2015年の開創1200年記念に向け、奥の院の参道入り口近くに設置した碑は、讃岐出身とされる空海にちなんで香川県産の花こう岩を使用。「高野山は日本国のさまざまな都鄙(とひ)のなかで、唯一ともいえる異域ではないか」などと情景を綴(つづ)った随筆「歴史の舞台」の文章が刻まれた。
式では、司馬遼太郎記念館(大阪府東大阪市)の上村洋行館長が「混沌(こんとん)とした世の中で、この碑が一つの明るい道筋となってほしい」とあいさつした。(08年9月24日 読売新聞)
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