流水書房、青山ブックセンターを運営の日本洋書販売が民事再生へ
洋販ブックサービスが、「お詫びとお知らせ」(民事再生手続開始申立について)と題した文書を出版社など債権者に送付。洋販が資金繰りの悪化により7月31日付で破産手続き開始の申立てをしたこと、これに伴い洋販ブックサービスは東京地裁に民事再生開始の申立てを行い、同日付で弁済禁止の保全処分及び監督命令の発令を受けたことを説明。民事再生にあたっては現在、ブックオフコーポレーションがスポンサーとして支援する意向を示しているという。洋販ブックサービスは、流水書房、青山ブックセンターを運営している。
洋販は1953年に設立。約20カ国の出版社約150社と取引きしていた。帝国データバンクによると、92年9月期 売上高約96億3800万円を計上。03年6月(株)タトル商会を吸収。05年8月期(決算期変更)売上高は55億6300万円に減少。06年1月にはファンドが出資する持株会社インターカルチュラルグループ(株)を設立し、洋販はその傘下に入った。07年11月(同)売上高は31億2500万円と悪化。最終利益で10億6500万円の赤字決算となっていた。
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