コミケ74:マンガの祭典、15日開幕 手荷物検査で厳戒ムードも
日本最大のマンガの祭典「コミックマーケット74」が15日、東京・有明の東京ビッグサイトで開幕する。17日まで。07年12月に行われた前回の「73」ではバーチャルアイドルの歌声で曲が作れる音楽ソフト「初音ミク」の関連作品やグッズが人気を集めたが、今回はどのような作品に注目が集まるか。
コミックマーケットは、75年から始まったマンガや小説、音楽、ゲームソフトなどの同人誌即売会で、現在、夏と冬の年2回開催で今回で74回目。毎日約1万2000、3日間で計約3万5000サークルが出展、約50万人の来場が予想されている。
1日目は、「テニスの王子様」「家庭教師ヒットマン リボーン!」など「少年ジャンプ」の作品を中心に、音楽、芸能系など、幅広いジャンルのサークルが参加する。2日目は、アニメやゲーム系がメーンで、「ひぐらしのなく頃に」で人気となった竜騎士07さんのサークルはこの日に登場する。3日目はオリジナル・創作系で、有名プロ作家も多数参加する。
また、アニメやゲーム、マンガの関連メーカー、出版社など約130社が出展する企業ブースでは、人気作品の限定商品の販売や特製グッズの配布、声優らのイベントなどが行われる。また、コスプレーヤーが自慢のコスチュームを披露し合う「コスプレ広場」は海外からも多くの参加者が見込まれる。
今回は相次ぐ妨害予告などもあり、33年の歴史で初の手荷物検査を実施する予定で、例年にない厳戒態勢での開催となる。【毎日新聞・渡辺圭記者】(08年8月14日)
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