ハリポタ」最終巻発売、早朝から書店に列
総計4億部を超す世界的ベストセラーシリーズの完結編で7巻目となる「ハリー・ポッターと死の秘宝」(J・K・ローリング作、静山社)の日本版が23日、一斉に発売された。
本の世界の常識を変えた革命的ファンタジーの最終巻を一刻も早く手に入れたいというファンに応え、全国約500の書店が開店時間を繰り上げ、解禁時間の午前5時からの発売も約100店にのぼった。
午前8時から発売した東京の紀伊国屋書店新宿本店には、発売前から約20人のファンが列を作った。青いマントと帽子姿という魔女の格好で現れた翻訳者の松岡佑子さんはファンと握手をかわし、「ずっとハリー・ポッター漬けだったので、肩の荷が下りました」と笑顔で話した。
シリーズは1997年に英国で発売。日本でも99年の第1巻「ハリー・ポッターと賢者の石」以降、携帯版を含めて計2247万部を発行。「――死の秘宝」は初版180万部(上下セット3990円)で、オンライン書店「アマゾンジャパン」には過去最高の9万を超す事前予約が寄せられている。(08年7月23日 読売新聞)
| 固定リンク
コメント