村上春樹さんの「ノルウェイの森」、仏人監督が映画化へ
村上春樹さん(59)が1960年代末の青春を描いた恋愛小説「ノルウェイの森」が、フランスのトラン・アン・ユン監督(45)によって映画化されることが決まった。
アスミック・エース エンタテインメントとフジテレビの共同製作で、2010年公開を目指す。
アスミックによると、フランス語版を読んだトラン監督が日本人俳優による日本での映画化を構想。04年に同社と共に映画化を申し入れた。村上さんは、「自分にとっても特別な作品であり、映像化は無条件でOKというわけにはいかない。でも、トラン監督の作品は好きで、とにかく会ってみようと思った」という。4年がかりで合意に至り、これから配役を決めて来年2月から撮影に入る予定だ。1987年に発表された同作品の国内での発行部数は878万部。36の言語に翻訳されている。
トラン監督はベトナム出身。「青いパパイヤの香り」でデビュー後、「シクロ」で第52回ベネチア国際映画祭金獅子賞を獲得した。(08年7月31日 読売新聞)
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