「第7回文学フリマ」でゼロアカ道場破りをそそのかす東浩紀氏の檄の分載(3)
東浩紀の「ゼロアカ道場破り」檄のあるHP
昔のことだから、「あれはいつの時点のことだっけ」と混乱するのは確か。
訂正=上記の檄文に誤りがありました。
文章中に、「そして、その直後の文学フリマに、西尾維新と佐藤友哉と舞城王太郎の3人が、『ファウスト』編集部公認のかたちで同人誌を出品します。」という一文があります。しかし、彼らが出品したのは2002年の第1回文学フリマであり、2003年の第2回文学フリマではありませんでした。つまりは、『ファウスト』の創刊よりも前のことでした。ここに訂正いたします。申しわけありません。
それにしても、ぼく自身、彼らが売り子をしていたその現場にいたにもかかわらず、完全に記憶違いをしていました。また、この檄文は太田さんも読んでいたのですが、彼もまたこの誤りにまったく気がついていませんでした。なんとも間抜けな話です。ちなみに太田さんからは、「おれは前しか見てないんだ、5年前のことなんて覚えてられるか!」というアツいメッセージが届いています。
いま記憶を掘り返してみるに、2003年の第2回文学フリマには、もしかしたらぼくはそもそも来場していないのかもしれません。確か、同日に東京都立大学(現・首都大学東京)の学園祭で宮台真司氏とのトークショーがあり、行こうにも行けなかったのです。主催者に文句を言った記憶があります(笑)。
そして、そのかわりにぼくは、南大沢の宮台ゼミの懇親会に出席したあと、深夜の京王線で新宿までわざわざ移動し、文フリ系はてなダイアラーの飲み会に乱入したのでした。『波状言論』はむしろそこから生まれたのかもしれません。なんか、上記の檄文と較べてずいぶん美しくない、というかアルコール臭い話になってきましたが、現実なんてそんなものだったのかもしれないし、この記憶そのものもまた誤りかもしれません。すべてが混沌としています……。
まあ、とにもかくにも、なにかアツい時代だったことだけは確かです。この誤りを指摘してくれた、2ちゃんねるの東浩紀スレッド134への投稿者氏に感謝します。
(2008年7月24日 東浩紀)
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