没後60年の「桜桃忌」
太宰治の墓前で読経を見守るファンら(東京都三鷹市で) 作家・太宰治をしのぶ「桜桃忌」が19日、太宰の眠る東京都三鷹市の禅林寺で営まれ、全国のファンがサクランボや酒を墓前に供えた。
今年は没後60年。参列者の世代交代も進み、ミュージシャン風の若者やコスプレの女性も。午後2時の読経では、300人ほどが合掌した。
暗いイメージもあった太宰だが、同市は今年、「太宰治文学サロン」を開設して、本格的に「太宰の生きたまち」を売り出し中。「ここまで盛り上がったのは初めて」という盛況ぶりだ。(08年6月19日 読売新聞)
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