« 詩の紹介 寸詩寸感(抜粋)  作者・坂上清  | トップページ | 児童文学の吉田定一容疑者を逮捕、殴られた俳優死亡 »

2008年6月21日 (土)

万引き防止シール、お客さんに不評…福岡県の書店組合

万引き防止のためのまんぼうシール 福岡県書店商業組合(山口尚之理事長、359店加盟)は、万引き防止のため2年前に導入した販売証明シール「まんぼうシール」を今年10月末に廃止し、電子荷札(ICタグ)を使った新システムの導入を検討することに決めた。
 シールは、購入品と盗品を区別し、換金目的の万引きを防ごうとする全国初の試みだが、客のクレームが店側の足並みの乱れを招き、十分浸透しなかった。出版不況で苦境に立つ書店業界は、経営を圧迫する万引きとの戦いで試行錯誤を続けている。
 同組合によると近年、青少年の万引きは従来型の防犯器具では抑止できないほど巧妙・悪質化した。中高生が複数で来店し、レジに設置した防犯ビデオのモニターを見て死角を探したり、防犯ミラーを逆手に取って店員の動きを探ったりと「大人顔負け」(大石宏典常務理事)という。県内で万引きして摘発された少年(10~19歳)は、2007年に1805人(県警少年課)で全国屈指の多さ。
 経済産業省が02年に全国の約1400店舗から回答を得てまとめた実態調査では、1店舗あたりの万引きの年平均被害額は211万円。万引きの大半が、換金目的とみられている。
 書店経営を圧迫する状況に耐えかねた同組合が、県警の助力を得て考案したのが魚のマンボウを描いた「まんぼうシール」だった。書店で客が買った本の裏表紙にシール(1枚1円)を張り、新古書店にシールのない本を買い取らないよう求めてきた。
 ところが、レジでシールを張るのを待たされていらだつ客や、表紙を汚されるとしてシールを嫌がる客のクレームが続出。大型書店が並ぶ福岡・天神では、シールの張り付けを徹底していた書店から、他店に客が流れる現象が起きた。導入した06年7月当時、86%の店舗が張り付けていたが現在は20%に落ち込んだ。
 北九州市など県境の新古書店では、シールを導入していない隣県からの客が古本を持ち込むこともあり、「シールなしは盗品」と断定できない事情もあった。(08年6月7日 読売新聞)

|

« 詩の紹介 寸詩寸感(抜粋)  作者・坂上清  | トップページ | 児童文学の吉田定一容疑者を逮捕、殴られた俳優死亡 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 詩の紹介 寸詩寸感(抜粋)  作者・坂上清  | トップページ | 児童文学の吉田定一容疑者を逮捕、殴られた俳優死亡 »