新風舎、事業譲渡先は「文芸社」に
「 自費出版大手の「新風舎」(東京)が民事再生を断念した問題で、同社の保全管理人・川島英明弁護士は6日、やはり自費出版を手がける「文芸社」(同)との間で、事業譲渡契約を結んだと発表した。新風舎は来週にも破産手続きが開始される見通しという。
新風舎を巡っては、出版契約を交わしながら本が完成していない未出版の著者が約1000人に上っている。川島弁護士によると、今後は、文芸社が著者に費用の追加負担などの条件を提示し、改めて契約を結び直すかどうかは著者側が判断することになる。既に出版された本の在庫約600万冊については、著者が約60万冊を買い取ったが、残りは廃棄されるという。(08年3月6日、読売新聞)
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