プロの作家が同人誌をつくること
作家の福永信、柴崎友香、長嶋有と画家の法貴信也、デザイナーの名久井直子の5氏による同人誌「イルクーツク2」(限定1700部)が出版され、販売会とトークショーが都内で開かれた。同じメンバーで作った昨年の「メルボン1」に続く、第2号の雑誌である。内容は中原昌也と柴崎、長嶋の3氏で合作した短編「オールマイティのよろめき(Extra flight!)」。
長嶋さんは、ブルボン小林名で編集した自主雑誌「スポンジスター」(限定1,500)を昨年11月に出しているという。読売新聞の記事にあった。
プロの作家が同人誌に書くということは、昔からあったことだが、商業誌ではできない自己実現の部分を、そこで達成できるのであろう。
そういう事実を情報化する文芸ジャーナリズムが必要であると思うのだが、「同人誌ジャーナル」とか、という同人新聞紙の創刊の草案もちながら、こちらも暇なはずなのに、多忙感があってなかなかとりかかれずにいるのが、実情である。
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