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2008年1月10日 (木)

(株)新風書房(大阪)の本を回し読みする「本の渡り鳥」が20年を迎える

(株)新風書房の福山琢磨社長は、自費出版センター自分史友の会を運営している。その活動の一つとして、センターのミニ図書館「BOOKギャラリー上六」を基点に1988年に会員の間で本を全国回覧し一年間かけて読む「本の渡り鳥」を運営している。その本はこれまでに806冊、読者の感想文は11,500通に上った。

 ミニ図書館は、社屋の一階の部屋を活用して昭和62年に作った。福山社長が、自分史の普及活動のため、全国を講演して回ったことから本がたくさん送られてきて、いっぱいになってしまった。
 これでは、近郊の人しか利用してもらえないので、もっと良い方法はないものかと考えて思いついた。はじめの読者「止まり木さん」には、本を送ってこられた人に呼びかけてお願いした。当初20人から始まった会員は現在では北海道から沖縄まで約250人にまで増えている。

 現在、自費出版会社の出版本の流通が問題にされているが、その流通の実際を知る出版社の経営者が、このような回覧読みのシステムを開発していることに、大きな意味がある。福山社長は、以前から、自費出版会社の営業の手段として、自費出版すれば簡単に書店流通に乗るような話しをして、自費出版させる商法には批判的で、無批判に信用しないように警告をしてきた。「『偽』が世相漢字に選ばれたが、自費出版にもこの字が当てはまる。「賞ビジネス」や「舞い上がらせ商法」で素人をあおりたて、価値がなくても出版させる。売れないとわかって書店の棚に並べ、1カ月したら処理工場へ送って断裁処分にしてしまう。これで『完売』というのはだましの手口だ。どこも書かないのが不思議だ」(自分史づくりの情報紙「My-History」No.72号)としている。

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