「国鉄詩人」秋、07年9月号より
国鉄詩人243号は、国鉄詩人連盟第62回大会報告と、追悼・松田軍造となっており、先号に続いて、2月に亡くなった詩人・岡亮太郎(鈴木茂正氏)の追悼文もある。岡氏は労働運動詩の強力な牽引車であったらしく、今後の運営をどうするか、大会での会議の内容が詳細に記されている。表紙に萩原朔太郎の撮影した馬込付近の線路を歩く写真が、洒落ていた。そのなかで、運営者が高齢化し健康の衰えで、会の継続が困難に直面している状況がよくわかる。現在の編集担当の矢野俊彦氏は、同人誌「砂」の運営委員もしており、文学好きで献身的な人が不足し、いろいろ兼任している様子には、考えさせられるものがある。同誌には、藤井均さんの中部の詩誌「あららと」41号で廃刊のご挨拶が、載っている。
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