詩の同人誌「国鉄詩人」と「騒」などを読む。
先週の日曜に、脱水症状で、救急車で運ばれた。
そのため調子が落ちている。送られてきた同人誌のうち、まだ「安芸文芸」、「視点」、「農民文学」、「小説芸術」など、作品紹介していないものが多い。そのなかで「国鉄詩人」と「騒」や全共闘時代に生きた永井啓之の獄中記「仁王のように立ちて」(社会評論社)もある。奇妙なことに、働いて自分で学費をつくって大学に通っていた自分が、宇野弘蔵派の経済学を学び、社会科学としての政治経済、社会組織のあり方と政治形態を考え全共闘に違和感をもっていた頃、永井氏は、活動に関心と意欲をもっていたことがわかる。当時のプロレタリア的自分に比べ、思想の違いはともかく、優雅な部分に頭脳を使っていたのがわかり印象に残った。井乃川巨という詩人がいて、文学フリマの文芸同志会ブースに来てくれた。その2年後に彼は死んだ。井乃川氏について永井氏が書いていて、まあ、それがこの本との縁になっている。
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