小泉今日子の書評・松浦寿輝「川の光」(中央公論新社)
読売新聞8月19日付・書評。松浦寿輝氏は「花腐し」で芥川賞、「半島」で読売文学賞を受賞している作家で学者。小泉今日子の紹介では「この物語は、川辺に住むネズミの一家が、人間の手による河川工事のために住み慣れた住処を求めて旅をする大冒険譚。夏休みの子供にもぴったりだが、大人には大人の深い読み方が出来る素敵な本だと思う」とある。感想は「この世のあらゆることをみんな同じように大切に感じることが出来るようになりたい。だから、精一杯今を、一瞬をちゃんと生きていたいと思った」。作品は、純文学的童話的読み物らしい。
メ ジャーな媒体の書評のほとんどが、読んですく何かを言わなければならない。じっくり考え吟味比較できないとこところがある。
話が飛ぶが、同人雑誌における名画や名作の評論もその辺のところを考えて、書くと価値が生まれるのではないのだろうか。
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