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2007年5月26日 (土)

「文学界」6月号同人雑誌評・対象作品リスト=大河内昭爾氏筆

(「文芸同人誌案内」掲示板よこいさんのまとめから)2007年上半期同人雑誌優秀作=「電車ともだち」奥野忠昭(「せる」74号)、奨励作=「ひとりきり」鷹宮さより(「雲」3月号)、同「マチコさん」(「野火」23号)
鷹宮さよりさんは、かつて高宮さよりの名で「キャベツハウス」が「季刊 文科」に転載された方です。なお、この他に候補に挙がったのは、「風景―金魚」山口馨(「渤海」53号)でした。
《対象作品》「電車ともだち」奥野忠昭(「せる」74号)、「ひとりきり」鷹宮さより(「雲」3月号)、「幸せな群島」(「VIKING」同人・竹内和夫著作本)、「ヌブーさんの舞踏会」菅原治子、「夏の終わりに」野中麻世、「天・地・人」福島弘子、「ナターシャのために」秋本喜久子、「殺したい相手」淘山竜子(以上「婦人文芸」83・84号創刊五十周年記念特集/東京都)「人間依存症」吉田啓子(「勢陽」19号/伊勢市)、「隣人の影」田ノ上淑子(「原色派」休刊中)、「たそがれの白い山茶花」竹宮よしみ(「アミーゴ」57号/松山市)、「水晶体を繕う」鈴木重生、「雨あがり」類ちゑ子、「眠り子草」刺賀秀子、「帰ってこない夜明け」関谷雄孝(以上「小説家」124号/国分寺市)、「智子」青山伸子、「ほどけばもとの」小川悦子、「『エトランジェ』―佐伯祐三の妻『米子』」稲葉有、「夢見たものは……(2)―立原道造晩景―」小山榮雅、「有楽町で」石毛春人(以上「新現実」18号/東京都)、「春よ、来い」てらしせいたろう、「昭和は遠く」吉村滋(以上「詩と眞實」694号/熊本市)、「田久保君の上京」&「身辺雑記」成清良孝、「墨色の記憶」伊藤文隆、「師・小島信夫のこと」山本孝夫、「秋風来」新原澄江、「文学散歩旅行私記」高杉勲(以上「四人」79号/東京都)、「追悼、宮崎宏」&「業務命令」金田清志、「孵化の条件」宮崎宏、「ダウンライトの追憶」藤野茂樹、「ネオン川」石原憲一、「羽おと」上村理慧、「サンダル」名取二三江(以上「文学横浜」37号/横須賀市)、「繭子」各務麗至(個人誌「戞戞」18号/観音寺市)、「雪庇埋没」杉本増生(「ベルク」100号/町田市)、「遠藤文学のテーマとその独自性」久保田暁一(「滋賀作家」百号記念特集号/大津市)、「犬のゆくさき」むとう都真子、「オウレたちテロは年貢の納めどき」高橋亮、「引退興行」野坂喜美、「フォレストナイト」山中千秋、「今夜の月は、うれしいね」塩見佐恵子(以上「米子文学」51号)、「限界村」小西九嶺、「この世の客」高畠寛(「あるかいど」34号/大阪市)、「天上に立つ前に」秋乃みか(「じゅん文学」51号/名古屋市)、「放浪の町」(「とろっこ」同人・中井眞耶著作本)、「水のざわめき」原木重純(「ドン」60号/国立市)、「傍観者」(「ドン」同人・原木重純著作本)
べスト5は、「電車ともだち」奥野忠昭、「ひとりきり」鷹宮さより、「人間依存症」吉田啓子、「たそがれの白い山茶花」竹宮よしみ、「天・地・人」福島弘子

なお、第24回大阪女性文芸賞「連結コイル」海東セラ、先般ここでも話題になった日経新聞にも触れています。

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