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2007年5月21日 (月)

「照葉樹」第3号(久留米市)作品紹介(2)

【「鳴らない電話」水木怜】
妻子ある男の愛人となった女性の独白体小説。女性特有の側面的な視線を生かしたミステリー風の物語。語りの思い入れに引き込まれて面白く読める。自分勝手な男の言い分が、類型的だが生きている。モテてる男は自分勝手に振舞うところにコツがあるらしい。いまさら勉強しても仕方がないが、そうか、と思わされる。

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