婦人文芸」50周年の集いを開催(2)
同人誌というと、なにかアマチュアか、修業中のイメージがあるが、「婦人文芸」の会員の面々は、プロになっている人もいるし、他の会員もプロに比べ何か遜色があるという程の差異があるわけでない。ただ、売れているかいないか、だけの違いである。私は雑誌「婦人文芸」や「農民文学」、「文芸中部」などは、市販の文芸雑誌と同じ感覚で読んでいる。かえって商業文芸誌にない個性があって、作者の自己表現の手段として、身近な作風に徹底しており、こういう主張は商業誌では、逆立ちしてもできない。たしかに、自己表現専門では、売れない。自己表現から離れることで、たくさん売れる。商業誌は自己表現から離れたところで勝負する。(つづく)
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