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2007年3月31日 (土)

「婦人文芸」83号作品紹介(3)

【「天・地・人」福島弘子】小学生時代に、西風(ならい)という男子生徒がいたという。私は海辺育ちなので、西風(ならい)、東風(こち)は日常用語であった。しかし、「ならい」という苗字の存在は知らなかった。その男子は俳句が得意であったが、お寺の家であったにもかかわらず、20歳ごろ自死してしまった話。もう一人の男子学生も絡んだエピソードがあるが、この西風(ならい)君の活躍していながらも、どこか運命的に影の薄いところを描いて、味わいがあるし、何故自死したかを忖度させるところに、深みが出ている。

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