同人誌「日通文学」が701号で休刊
文芸同人誌として60年の歴史をもち、常に質の高い作品の発表の場となってきた「日通文学」(豊田一郎編集長)が701号、12月号で休刊となるという。出発点は、日本通運の労働組合員を読者とする働く人の文学だったようだ。いまでも読者数は最大級の文芸同人誌ではないだろうか。時代の流れで、仕方がないのであろう。労組の組織力低下のなかで、よく、文学性重視主義を貫徹したとも思える。編集長の豊田一郎さんは、全作家協会の会長もしているので、今後は「全作家」に力を入れるという。
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