「日通文学」作品紹介
同人誌 「日通文学」697号(東京)発行日=060801
【「夏巡る」豊田一郎】作者は全作家協会会長。戦後43年頃の話で、その時点から回顧される戦時中から戦後にかけてのエピソード。横浜の観覧車の夫婦で乗る主人公。終戦間際になって自殺とされた海兵隊員仲間の死は本当に自殺だったのか。夜の街で暮らす女の回想など、それが時代をよく表している。20年前に発表した作品だそうだが、筆力がともなって感傷を抜けた明快さがあり、少しも時代差を感じさせない。
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同人誌 「日通文学」697号(東京)発行日=060801
【「夏巡る」豊田一郎】作者は全作家協会会長。戦後43年頃の話で、その時点から回顧される戦時中から戦後にかけてのエピソード。横浜の観覧車の夫婦で乗る主人公。終戦間際になって自殺とされた海兵隊員仲間の死は本当に自殺だったのか。夜の街で暮らす女の回想など、それが時代をよく表している。20年前に発表した作品だそうだが、筆力がともなって感傷を抜けた明快さがあり、少しも時代差を感じさせない。
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